空前絶後のブームを迎え、各地で熱狂を生んでいるもの。
その名は「サウナ」。
「なんとなくサウナって流行っているし、最近よく聞くから行ってみようかな?」って人も多いはず。
「流行っているのは知っているの…。でもサウナってどうやって楽しむの?」って人もいらっしゃると思います。
今回はそのような方に基本的なサウナの入り方、楽しみ方をご紹介します。サウナに興味のある人は是非この記事を読んでサウナを体験してみてください。
本記事を読んでわかること
1:サウナの入り方
2:サウナのマナー
3:サウナの楽しみ方
筆者プロフィール
・サウナ歴15年
・訪問サウナ施設約130件
・週5回、年間250回以上サウナに入る自称プロサウナー
サウナの入り方
サウナの入り方を“サウナに入る前”、“サウナに入っている時”、“サウナを出た後”に分けてご説明いたします。
入り方といっても難しいことは何一つございません。どうか肩の力を抜いて、「そうなんだー、へー」くらいでお読みください。
1:サウナに入る前
①服を脱いで水分補給
当たり前ですが服は脱ぎます。そしてできれば水分をしっかり補給しておきましょう。水分補給してから服を脱いでも大丈夫です。
②掛け湯
サウナに入る前に必要な儀式です。体を清めてからサウナ室に入室しなければ他の人に迷惑をかけてしまいます。頭髪に整髪料をつけている人や香水をつけている人、運動後の人などは頭や体を洗ってから入るといいでしょう。
③体をタオルでしっかり拭く
これも大切な儀式です。ビチャビチャに濡れた体でそのままサウナ室に入れば、周りから白い目でみられることになります。
しっかり掛け湯をして、ビチャビチャになった体を丁寧に拭いたら準備完了です。さあサウナに入りましょう。
2:サウナに入っている時
①どこに座るか決める
サウナ室に入室したらどこに座るか決めなければいけません。サウナ室の室内は階段状になっていることがほとんどです。熱は上に逃げ込みますので、上段に行けば行くほど熱くなっていきます。
最初は下段か中段くらいに座る方がいいかもしれません。もちろん上段で、熱さを満喫するのも最高です。
②サウナを満喫
自分の座る場所を決めたらあとはサウナを満喫するのみです。テレビを見ながら汗を流すのも良し、考え事をしながら汗を流すのも良し、瞑想しながら汗を流すのも良しです。
思うがままに汗を流してやりましょう。ただし理由は後述いたしますが、友人と談笑しながらのサウナは基本NGです。
③ベストタイミングでサウナ室を出る
サウナで大量の汗を流したら、あとはどのタイミングで退室するかです。これに関しては人それぞれとしか言えません。私がお伝えしたいのは2点。
「無理はするな」
「時間に囚われるな」
この2点です。
無理をしてサウナに入りすぎれば脱水症状になってしまうこともありますし、10分入ろうと決めつけてしまえば、結果として無理につながる恐れがあります。
自分の中で、「あ、熱い…熱いよ…。冷たい水に飛び込みたい…。」と思ってから1〜2分後に退室するのが私の中の基準ですのでご参考までに。無理だけは禁物です!限界を超えてはいけません!
3:サウナを出た後
①至高の水風呂へ
サウナで体を熱々に仕上げたらここからがお楽しみです。天国が待っています。水風呂に入りましょう。
最初は「つ、冷たい…!!」と思うかもしれません。当然です。冷たい水ですので。ここで熱い温泉に入るわけがありませんよね。
肩までゆっくりと全身の力を抜いて1分くらい浸かってみましょう。すると体が膜で包まれるような感覚にとらわれます。天に登る感覚だとも言えるでしょう。
⚠︎水風呂に入る前には必ず掛け湯(掛け水)をすることになります。汗でビチャビチャのまま水風呂に入るのはマナー違反ですので注意してください。
②外気浴(休息タイム)
水風呂を出た後に水分補給をして、すぐにサウナに戻る人もいますが、その前に外気浴(休息タイム)を取ることをオススメします。
スーパー銭湯や銭湯では浴場内にイスが置かれていることが多いです。このイスに座って目を瞑ってみてください。嘘のように聞こえるかもしれませんが、昇天します。
露天風呂がある施設では、外に椅子が置いてあったり、寝転べる場所を設置してくれていたりすることがあります。天気が良ければ外に出て座ったり、寝転んだりしてみましょう。完璧に昇天します。ちなみにサウナーはこのことを「ととのう」と表現いたします。
⚠︎休息(外気浴)を取る際は、是非とも水風呂で濡れた体を拭いてからにしてみましょう。そうすることで肌寒い季節でも体温の低下を防ぎ、長いととのいタイムを取ることができます。
サウナに入る前〜サウナを出た後までの流れを説明しましたが、ここまでを1セットだと考えましょう。
4:複数セット行う
サウナを楽しむほとんどの人が、上記の1セットを複数セット行ないます。複数セット行うことで、更なるととのいを得られるだけでなく、疲労回復や食欲増進、やる気アップなどのメンタル向上にも期待できます。これは本当です。やってみればわかります。
ただし、あまりに何度も何度も繰り返しすぎると、体が逆に疲れてしまいますのでその点は注意が必要です。脱水症状になってしまうことも考えられます。
ちなみに私のベストセット回数は3回〜4回です。人によってベストセット回数は異なりますので、ご参考までに。
押さえておくべきサウナマナー
サウナにもマナーが存在します。大袈裟なものではなく、周囲に迷惑を掛けないためのルールですので、非常に簡単です。
1:掛け湯
サウナに入る前や水風呂に入る前は必ず掛け湯をしましょう。湯船に浸かる前にも掛け湯はしますよね。それと一緒です。みんなが使う施設ですので、清潔に使うことが大切です。ワックスや香水を使用してる人は、掛け湯だけでなくしっかり頭や体を洗ってからサウナを楽しみましょう。
2:サウナ室内では騒がない
サウナは究極のリラクゼーションです。みんなが癒しを求め、ととのいを目指しています。その中で大声で騒がれては癒されるものも癒されませんし、「ととのう」ものも、ととのいません。みんなでサウナを楽しむためにも、会話は控えましょう。
⚠︎2022年現在ではコロナ禍の為、ほぼ全てのサウナ施設が会話厳禁となっています。密閉された空間ですし、施設運営を維持するためにも、何より私たちの安全確保のためにも、運営側が会話厳禁というルールを設けています。
3:場所取り厳禁
とても悲しいことですが、サウナ室から出て行く際に自分のタオルやサウナマットなどで、場所取りをする人が存在します。これは完全NGです。みんなで使う施設ですので、わがまま極まりない、自己中心的な考えは控えましょう。どうしてもやりたい人は個室サウナに行くか、自宅にサウナを作ってください。
4:酔った状態で利用しない
サウナを酔った状態で利用するのは、ほとんどのサウナ施設で禁止されています。酔っ払いがいるのは周囲に迷惑をかけますし、何より本当に危険です。サウナ前の飲酒は控えましょう。
サウナの楽しみ方
ここからはサウナの楽しみ方をお伝えします。人それぞれの要素が満載ですので、私なりの楽しみ方をお伝えします。ちなみに私は10年以上、週5でサウナに通う自称プロサウナーです。
いろんな種類のサウナを味わう
サウナと言ってもいろんな種類が存在します。昔ながらのドライサウナやフィンランドサウナ、ミストサウナや塩サウナだってあります。
その日の気分に合わせたサウナを堪能してみてください。久しぶりに入るドライサウナはノスタルジックな気分を味わいながら「ととのう」ことが出来ますし、塩サウナでお肌をツルツルにすることだって出来るのです。是非、いろんなサウナ施設を体験してみてください。
ロウリュ・アウフグースを楽しむ
「ロウリュ」とはサウナ室内に置いてある石(サウナストーン)にアロマ水をかけることを言います。室内を熱い蒸気とアロマの香りが包み込み、極上の熱さと癒しを味わえます。
「アウフグース」とはロウリュを行い、生み出された熱々の蒸気を、タオルなどで扇ぎ、サウナ室内にさらに熱気を充満させます。利用者1人1人に向かって熱気を扇いでくれることもあるため、その熱さは想像を絶します。その後の水風呂の気持ちよさは言うまでもありません。
アウフグースを私たちに実施してくれる人によって、扇ぎ方も違いますし、扇いでくれている最中のセリフまでも違ってきます。正にエンターテイメントですので、是非体験してみてください。
水風呂の種類を楽しむ
サウナ後の水風呂が至高なのは言うまでもありませんが、水風呂と言えど、色々な種類の水風呂が存在します。
炭酸水風呂は体を冷やしながら、シュワシュワ感を楽しめますし、10℃未満のキンキン水風呂だってありますし、飲める水風呂だってあるのです。
自分好みの水風呂に出会えた時の「ととのい」は想像を絶することでしょう。
友達と楽しむ!
現在、サウナ施設のほとんどが会話は禁止されています。これはいろんな人が使う以上当然だと言えると思います。しかし、たまには友達や家族、恋人と思い切りサウナを楽しみたい!って時だってあるでしょう。
そんな時は貸切サウナやテントサウナで楽しみましょう。貸切サウナであれば複数人で楽しめますし、テントサウナも同様です。特にテントサウナをみんなで味わい、そのまま自然の川を水風呂代わりに使っちゃうことだって出来るのです。めちゃくちゃに楽しいし気持ちいいのでオススメです。
ぜひ素敵なサウナライフを!
今回はサウナの入り方、サウナマナー、サウナの楽しみ方をお伝えしました。
もちろん娯楽の1つですので、楽しみ方は人それぞれだと思います。マナーだけは守って自分に合ったサウナライフを送ってください。
この記事で少しでもサウナ好きが増えてくれれば、この上ない幸せです。どこかのサウナでお会いしましょう。
⚠︎外気浴中に1人でイスに座ってニヤニヤしながら目を瞑っている人がいたら私かもしれません。そっとしておいてください。
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