最近日本では「サウナ」がブームを迎えているのをご存知でしょうか。
サウナブームの勢いは止まることを知らず、もはや社会現象になっていると言っても過言ではありません。
昔はおじさんの趣味として扱われていたはずの「サウナ」が、今では女子会の話題で「サウナ」が取り上げられるほど、各世代にその素晴らしさが浸透し始めています。
流行に乗り遅れちゃったけどこれからサウナを体験したい人、もっとサウナの良さを知りたい人に向けて、サウナの入り方をお伝えしたいと思います。
ちなみに私は10年以上週5でサウナに入り続け、年間100施設以上のサウナ施設を利用する、自称プロサウナーであります。
本記事の内容
1:初心者でもわかりやすいサウナの種類をまとめています
2:それぞれのサウナのおすすめポイント・注意点をまとめています
3:色々なタイプのサウナの楽しみ方をまとめています
サウナの種類
まずはサウナの種類から説明していかなければいけません。「は?サウナはサウナだろ?種類とか何言ってんの?」
今までサウナに興味を持たなかった人はそう思う人もいるでしょう。しかしサウナと言っても種類は複数存在します。
自分の行く温浴施設にはどのタイプのサウナが設置されているのかを把握するのが、サウナを楽しむためには必要になってきます。基本的には以下の3つを覚えておいてください。この3つを覚えればサウナをしっかりと楽しめます。
1:ドライサウナ(乾式サウナ)
2:スチームサウナ・ミストサウナ(湿式サウナ)
3:フィンランドサウナ
この3種類のサウナを順番に説明していきます。
1:ドライサウナ(乾式サウナ)
ドライサウナとはその名の通り、サウナ室が乾燥しています。そして高温です。最低でも80℃以上。場所によっては110℃くらいまでアツアツに仕立て上げたサウナ室もこの世には存在します。ストーブの遠赤外線で室内の温度を熱々に仕上げるのがスタンダードです。
このドライサウナを設置している温浴施設はかなり多く、ふらっと銭湯などにお邪魔すると、高確率でこのドライサウナに巡り会えます。
ドライサウナのおすすめポイント
単純に室内温度が高いため、しっかりと体を温めることが可能です。汗をかくだけでなく、昔ながらのサウナに入り、レトロな気分を味わいたい人は、かなり満足できるはずです。
ドライサウナの注意点
ドライサウナは室内温度がかなり高温になり湿度も低いです。そのため長時間サウナ室にいると、肌や髪の毛の温度もみるみるうちに上昇していきます。特に頭皮や耳などの皮膚が薄い部分は熱すぎて痛いと感じる人も中にはいるでしょう。熱さを感じやすい人は、頭にタオルを巻いたり、サウナハットを被るなどの工夫が大事になってきます。
ちなみに私はこの痛いくらいの熱さに快感を覚えるタイプです。ドライサウナの後の水風呂こそ至高と考えるサウナーも数多く存在します。至高の気持ちよさです。
2:スチームサウナ・ミストサウナ
スチームサウナ・ミストサウナはドライサウナの逆と考えてください。低温で湿度が高いサウナがスチームサウナやミストサウナです。
室内温度は40℃から60℃くらい。湿度はほぼ100%の状態を保つのが特徴です。サウナ室に入室すると「あれ?全然熱くなくね?」と思ってしまいますが、湿度が高いためしっかりと発汗してくれます。たまに目の前が見えなくなるほどの蒸気が発生するサウナ室もあるほどです。
場所によっては、サウナ室内に塩が設置されており、その塩を体に塗りたくることで更なる発汗を促すことも可能です。その場合は塩を塗り込むことでお肌がとてつもなくツルツルになる効果も発揮します。
スチームサウナ・ミストサウナのおすすめポイント
室内温度自体はかなり低温のため、熱すぎるのが苦手な人でも楽しめます。
スチームサウナ・ミストサウナの注意点
個人的な体感なのですが、低温のため「体が熱い!」という感覚にはなりません。どうしてもサウナ後の水風呂の気持ちよさが半減してしまう所は注意が必要です。しかしこればかりは個人の体感の問題ですので、この温度が適温という人ももちろんいるでしょう。
3:フィンランドサウナ
そこそこ湿度があって、そこそこ室内温度が高いサウナがフィンランドサウナです。70℃から85℃くらいの室温と高い湿度をサウナ室に保ちます。
熱々になったサウナストーンに水やアロマ水をかけることで、室内の湿度を上昇させます。ドライサウナよりも室温は低いですが、湿度が高いため、体感温度はしっかりと熱さを感じ取ることができます。
そしてスチームサウナやミストサウナほどの湿度はありませんが、室温がある程度高温のため、しっかりと「体が熱い!」感覚を味わうことも可能です。完璧な状態で水風呂に入水することも可能となります。
非常にバランスの取れた万能型のサウナと言うことができるでしょう。
フィンランドサウナのおすすめポイント
フィンランドサウナは湿度を保ちつつ、ドライサウナほどの温度でもないため、肌や髪の毛が熱くて痛いという症状は出にくくなっています。
きちんと熱さを感じ、しっかりと発汗もできるので、サウナを体験したいと言う人にはオススメのサウナと言えます。
フィンランドサウナの注意点
万能型のサウナということもあってか、フィンランドサウナを設置している温浴施設はかなり人気です。最近のサウナブーム到来もありかなり混みます。ゴールデンウィークや年末年始などは入場規制がかかる恐れもありますので注意が必要です。
しかしフィンランドサウナからの水風呂の圧倒的気持ちよさは私が保証します。気持ちいいです。
それぞれのサウナに良さがある
サウナには種類があり、それぞれ特徴があります。自分好みのサウナをぜひ見つけてみてください。もしかしたら私のように全部好きという場合もあるかもしれません。
その日の気分に合わせてどのタイプのサウナに入るか決めるもよし、ドライサウナが好きだけどツルツルお肌を目指して週1はミストサウナで塩を塗りたくってみるのもよし、好きなサウナに入り続けるのもよし、サウナの楽しみ方は無限大です。
ここまで読んでくれたあなたはもう至高のサウナ世界に足を踏み入れかけています。勇気を出してまずはサウナに入ってみましょう。そこには想像をはるかに超える極楽の世界が待ち受けています。
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